ごめんなさい
弱音とか吐きたくないけど、
今、吐き出したら
少しは楽になりそうやき
ここに吐かせてください。
学校終わって、家に帰ってきたら、
お母さんがいませんでした。
台の上に「入院のご案内」と書いたでかい青い封筒だけが
置いてありました。
頭の中が真っ白になった。
何も考えたくなくったけん、
横になって音楽聞きよったら
いつの間にか寝とって、
お母さんの「何寝とーとね」っちいう声で起きた。
お母さんはいつもの笑顔。
でも入院の話はしてこん。
聞きたい。けど聞きたくない。
事実を聞くのがこわかった。
そんな事思いよったら、
お母さんがいつもの笑顔で
「お母さんね、入院せないかんくなった!
あんた、学校もあるし大変やろうけど、お父さんと頑張らなばい!」っち言った。
お母さん、笑っとう。
いつものお母さんの顔や。
うち、去年みたいなお母さんが辛そうな顔見たくない。
お母さんの泣き顔とか見たくない。
お母さんのそんな姿を見たら
うちも苦しくなる。
お母さん、死んだりせんよね?
まだうちの傍におってくれるよね?
ねぇ、お母さん。
うち、不安でいっぱい。
こわいよ。
けど、うちが弱音吐いたらいかんよね。
1番不安なのも、1番こわいのも、お母さんやもんね。
それを支えてやれんとか、娘失格やね(笑)
お母さんの前では、絶対に泣かん。
不安そうな顔もせん。
常に笑顔でおる。
うちがお母さんに楽しかった話とか面白い話して、お母さんを楽しませる。
お母さんが辛そうやったら、
手をぎゅって握ってやる。
お母さんが不安そうやったら
ずっと傍におってやる。
変わることができるなら、変わってあげたい。
やけど、そんな事できん。
それがわかっとーとやけん、
うちはうちがお母さんにできる事を、精一杯やる。
お母さん、一緒に頑張ろうね。
弱音吐いてごめんなさい。
うち、頑張る。
頑張るばい。
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